処遇理念と本園の目標
社会福祉法人の立場から
 社会福祉法人光仁会は、多様な福祉サービスがその利用者の意向を尊重して総合的に提供されるよう創意工夫することにより、利用者が個人の尊厳を保持しつつ、自立した生活を地域社会において営むことができるように支援することを目的として社会福祉事業を行う。
老人福祉法と憲法の立場から
老人福祉法による基本的理念は、同法の第2条において、
「老人は多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として、かつ、豊富な知織と経験を有する者として敬愛されるとともに、生きがいを持てる健全で安らかな生活を保障されるものとする。」
とされている。
又、第3条においては、「老人は老齢に伴って生ずる心身の変化を自覚して、常に心身の健康を保持し、又は、その知識と経験を活用して、社会的活動に参加するように務めるものとする。」
これが、老人福祉法における基本的理念である。
 本園においては、特別養護老人ホームであるため、利用者の社会的諸活動は、望まれない立場にあるが、施設利用者や在宅の老人の処遇にあたって、老人を敬愛するという考え方のなかに、個人として尊重され、自由と平等、公正を保障できる、基本的人権を重んじなければならない。
これは、憲法第11条から13条に明記されている。
介護保険法の立場から
介護保険法(平成12年4月1日施行)による目的は、「加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり、入浴、排泄、食事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理その他の医療を要する者等について、これらの者がその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行なうため、国民の共同連帯の理念に基づき介護保険制度を設け、その行なう保険給付等に関して必要な事項を定め、もって国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図ること」 とされ、又、高齢者の「尊厳の保持」と「自立支援」を基本理念とする、とされている。
本園の処遇目標
1) 園の運営処遇・生活目標
1 恵み豊かにいきいきと楽しい生活
2 光に満ちて健やかに意欲ある生活
3 園は敬いと奉仕の心棒げる生活

およそ人は、天と地と人の恵みによって生かされる。そのいずれをも欠くことはできない。
利用者は、この三つの大きな恵みによって、生き生きと残された老後の人生を楽しく明るく生活してほしい。
これが恵光園の願いであり生活目標である。  

2) 処遇目標
1 人権尊重を理念として、処遇にあたっては、「接遇」の中で日常の言葉遣い、プライバシーの保護に心掛け、特に契約に基づく公益事業ともなるため、施設の特性を生かし、ゆとりを持った処遇に心掛け次の実践目標を展開する。
2 園での実践目標とその趣旨
1 重度化対策の充実
@利用者の重度化により、看護職員体制の見直し。。
A介護職員の定数を21名とし、主任介護員により利用者の精神ケアを充実
 させる処遇の継続
2 カンファレンスの充実
@施設、在宅事業共、各利用者のケアプランの作成については、各関係部
 署職員からの意見や利用者、ご家族の意見、希望を取り入れ、重度化す
 る利用者へのきめ細かな内容あるカンファレンスを開催し、利用者サー
 ビスの提供を実施する。
3 委員会の追加と充実
@委員会(褥瘡予防対策、感染症、食中毒予防対策、事故発生防止対策)
 の定例会議を継続し、感染症と事故発生については、マニュアルに即し
 不測の事態に即対応できる体制作りを実施する。
4 身体拘束ゼロに向けて
@身体拘束についても指針に沿った対処で進める等、利用者処遇の強化に
 努めていく。
5 苦情解決事業
@利用者、ご家族からの苦情が発生した場合は、苦情解決体制を強化し、
 苦情受付担当者、苦情解決責任者、苦情解決第三者委員会、必要時には
 オンブズマンを交えて協議、解決してゆくと共に、利用者からのアンケ
 ートを徴し、ニーズの把握をすることにより、利用者処遇に活かしてゆ
 く。
6 事故発生時の対応
@施設、在宅共、利用者の介護事故、医療事故が発生した場合は、応急処
 置、家族への報告、通院、行政関係機関への報告等、早めの対応を取っ
 て進めていく。
7 福祉サービスの質の評価事業
@評価については、特養、訪問介護、通所介護、居宅介護支援の各事業に
 おける自己評価の継続を進めていく。
8 職員の質の向上
職員個々の意識の高揚を図ることを目的として職員研修会を実施する。
@職場内研修会については、主に介護員を対象とした介護技術や接遇、
 日常の処遇の確認等を踏まえた上での開催と参加。
A職場外研修については、県、団体等主催における研修会に参加。介護
 員、看護員、調理員、介護支援専門員、事務管理担当者等。
B総括相談員を設置することにより、施設、在宅の各相談員による月例
 会議開催による意思統一と各部署のチームワーク及び職員教育を図る
 事を目的として連携を密にする。
C資格取得について、業務、制度上、最低限必要な資格については取得
 する。
その他の実践目標
@法人・恵光園創立30周年記念事業の開催
 1  法人役員・家族会・職員により、記念式典及び祝賀会の実施
【1】 施設処遇計画
処遇重点目標、実践目標をもとに、平成22年度は特に次の事項に着目し、処遇を進めていく。
1)     介護保険施設としての目標
     職員の資質の向上を目指し、処遇面で利用者様が心地よく、安心して生活できるように多職種で援助していく。
    (1)危機管理体制の整備
     危機管理マニュアルを介護の現場で活用し介護事故防止に努める。又、事故発生時は原因究明会議を設け事故報告し、発生原因と結果をまとめ防止策を周知徹底する。また自治体への報告を速やかに行う。施設職員は事故発生予防対策について施設内外研修により基礎的内容及び適切な知識を習得し事故予防に努める。
    (2)苦情処理・オンブズマン制度について
     苦情処理は利用者、家族の施設に対する信頼を確保する為、また利用者の権利として適切な施設サービスを利用できるように、苦情に対し苦情第三者委員に助言や意見を求め解決に努める。苦情解決にあたり、サービスの質の向上、職員の資質の向上につなげる。
 オンブズマンは利用者の施設生活の満足度を考察する為、利用者から意見を聴取し、施設との交渉にあたり利用者の生活の質的向上を図る事、また施設職員の労働面や心理的な側面において働きやすい労働環境を考察する事も業務であり今後も期待されるところである。このように、第三者委員会、オンブズマンは、利用者、職員に関る業務という共通点があり今後も双方とも関りをもちよりよい施設運営を図る。 
    (3)介護員業務のあり方について
     介護員においては、介護技術の向上と知識を習得し、意識の向上と実践の徹底を図る。また他職種との連携を図り、チームワークを良好に保ち利用者に極め細やかな適切なサービスを提供する。
    (4)相談員業務のあり方のついて
     相談員においては、個々にスキルアップを図り、また利用者の尊厳や権利を大切にするとともに家族との信頼関係、地域との繋がりを保ち、安心、安全な施設生活を提供する。
2)     介護保険施設としての取り組み
    (1)施設ケアプランの策定・遂行・評価
     施設ケアプランは、利用者のサービスを遂行するにあたり基本となるものである。カンファレンスの開催は定期的、または利用者の状況変化に伴い開催する。策定にあたっては積極的に他職種と連携し協働で取り組み利用者のサービスにあたる。
    @医療・看護・機能訓練
     医療については、嘱託医1名体制に加え、むつ総合病院、歯科医師を協力医として、その充実を図ってきたところである。機能訓練についても、むつ総合病院理学療法士の派遣協力を得て個別の訓練内容を策定し実施する。
    A食事
     食事については、管理栄養士により栄養ケアマネージメントを行い、利用者に適切な栄養ケアを効率的に実施する。
    B介護
     介護については利用者の重度化に伴って、これまで以上に利用者個々の身体状況、精神状況を把握し、十分な観察をもって介護にあたる。また業務手順書にそった介護を心掛け、事故防止に努める。
    C接遇
     利用者の呼び方、言葉遣い、プライバシー、身だしなみ、施設内外の利用者、その家族や外来者への対応は施設職員としての意識を持ち、施設の心象を損なうことがないように注意しサービスの徹底に努める。
    D諸行事
     施設として季節に応じた行事、地域交流、外出行事を企画し心身ともに楽しめるような行事を企画する。
    E離床
     離床はリハビリテーション、身体機能の維持向上、健康促進の為可能な範囲で実施していく。
3)     恵光園入所者家族会
     家族会は、施設運営に関して全面的に支援し、利用者の施設における生活を支えてきたところである。また、家族会の運営に関しても会員の理解により円滑に行われてきた。今後も利用者のサービスの充実の為、施設、家族会間の連携を維持していくものである。
4)     個人情報の保護に関する方針 
       特別養護老人ホーム恵光園では、皆様の個人情報を下記の目的に利用し、その取り扱いには、最新の注意を払っています。個人情報の取り扱いについてお気づきの点は、窓口までお気軽にお申し出ください。
1.特別養護老人ホーム恵光園の施設内での利用目的
 @ 特別養護老人ホーム恵光園で利用者の皆様に提供する介護サービス(ケアプラン・個別介護マニュアル等)
 A 介護保険に係る事務
 B 介護サービス利用に係る施設の管理業務
  ・入所時、退所時の事務管理
  ・施設の会計や経理
  ・緊急時や事故等の報告
  ・介護・医療サービスの向上

2.特別養護老人ホーム恵光園施設外への情報提供を伴う利用目的
 @ 特別養護老人ホーム恵光園で利用者の皆様に提供する介護サービスのうち
  ・利用者の皆様に居宅サービスを提供する、他の居宅サービス事業者や供託介護支援事業所等との連携や照会への回答
  ・利用者の皆様の診療等にあたり、外部の医師の意見や助言を求める場合
  ・ご家族等への心身の状況やケアプランの説明
  ・検査機関等の業務委託
 A 介護保険事務うち
  ・審査支払機関(青森県国民健康保険団体連合会)への介護給付費請求明細書、給付管理票の提出
  ・審査支払機関(青森県国民健康保険団体連合会)または保険者からの照会への回答
 B 損害賠償保険などに係る保険会社等への相談又は届出書

3.介護サービス業務の維持・改善の基礎資料

4.特別養護老人ホーム恵光園において行われる学生等の実習への協力

5.職員の資質向上を目的に行われる事例研究

6.外部監査機関、第三者評価機関、オンブズマンへの情報提供
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